趣味の玩具箱(クラシック音楽)
私の好きな事(趣味と言うほどではなく)の1つに、クラシック音楽の鑑賞があります。熱心な愛好者・上級者の皆様からは「情熱が足りないんだよ!」と叱られそうですが、私にとっては「たくさんある好きなことのうちの1つ」に過ぎず、自分でも「熱心なファンではないな」と感じています。ここ10年程は仕事が忙しいこともあり、鑑賞に費やせる時間は週に1~2時間程度です。クラシック音楽に造詣の深い皆様から見ると、「これだからド素人・初心者は・・・」と言われそうな内容ですが、私の乏しい所有物の中から、CDや書籍等を幾つか紹介いたします。決して「お勧め」などという大胆なものではありません(笑)。無知なド素人の私的な嗜好ですので、熱心な愛好者・上級者の皆様は、どうか怒らずに鼻で笑いながらご覧ください。
戯言その1
シューマンの哀しみ

(左)シューマン「後期ピアノ作品集」
トビアス・コッホ(pf)
(右)シューマン「ピアノ独奏作品全集」
エリック・ル・サージュ(p)
私はピアノをほとんど弾けませんが、それでもピアノ曲を聴いて楽しむことがあります。
戯言その2
どうかしている御両人

(左)スクリャービン「管弦楽作品全集」
(右)「ロシアの後期ロマン派作品集」
(p)ホロヴィッツ
ホロヴィッツは、少年時代にスクリャービンと対面したことがあり、対面時の印象は「挙動不審なところがあり、クレイジーな人だと思った」のだそうです(笑)。確かに、神智学に傾倒してからのスクリャービンの発想や言動にはぶっ飛んだところが有り、演奏に光や香り・味覚まで取り入れようと試みたり、「ヒマラヤ山中で7日間かけて一度だけ上演すると、この世は違う世界に変貌する」という発想で演奏計画を立案したりする、正にクレイジーな(どうかしている)人でした。
ところで皆様、ホロヴィッツの演奏するスクリャービンの作品「焔(ほのお)に向かって」を映像でご覧になったことはありますか?右のCDにも演奏が収録されていますが、映像で見ると、ホロヴィッツもなかなかにクレイジーな人だと思います。この曲を、ほぼ表情を変えずに弾き通すとは・・・!まあ、スクリャービンの交響曲「法悦の詩(うた)」を何度もリピートしながらこの駄文を書いている私も同類かもしれませんが(笑)
戯言その3
[デル・モナコの狂気]
レオンカヴァルロ 歌劇「道化師」
